2012年11月9日金曜日

電子書籍について考える大学生

本は買いなさい、借りて読む人はダメ。
図書館よりも電子書籍。

映画は映画館よりも、レンタルが主流になっているんですよね。

なにこのむずむずさは!

電子書籍騒がれていますが、いったいどんなものなんでしょうか?
私、来年から大学で出版研究ゼミに所属して主に電子書籍の流通を学ぼうと思っているから気になっているんです。

AmazonのKindreシリーズ、楽天kobo、sonyのReaderの専用端端末
スマホ、タブレットで閲覧することが出来る青空文庫などのアプリ
ブクログのパブー、E★エブリスタ
さらには、本の内容をオーディオブックのような形式で読み聞かせてくれる(TTS)、これも電子書籍になる。
電子書籍って全然1つに括ることができないですね。

最近、twitterで呟いたことをまとめてみます。
・電子書籍端末について。
安く携帯電話のような必需品になる必要がある。
紀伊国屋書店が販売している電子書籍端末は、1万を超えていました。あれでは、いくらすげぇと言われても買う客層はたかが知れています。
端末価格が5000円を切ってくると良い傾向だと思います。

形もそうですね、私は片手で持って、3本指でバランスよく挟んだり、めいいっぱい広げたりして、1つの持ちかたをしないので、形状記憶合金のようにふにゃふにゃも良いなと思っています。

・流通について
流通は紙では一部ずつなんてみみっちいことしないで一度に見込み数を書店に並べますが、これでは返本、売れ残りがおきます。
電子書籍では、このようなことがおきないと言われています。

・価格について
再販制度(どこの書店でも同一価格)が電子書籍には無いので、ストアによって販売価格が違ってもおかしくはない。
今は、紙よりも電子書籍が安く売られているが、必ずしも紙よりも安く売らなくてはいけないということは無い。



・書店との関係
編集会議では、”安価な電子書籍は書店へのPRとして、電子書籍から書店への導線とすることも可能。”とあった。
電子書籍を読んで紙も買いたいというユーザーは海外ではきちんと確認されていることがわかっています。
私は、むしろ、ネットよりも俯瞰的に揃えることが出来る書店で”売りたい、売れる本”を1冊ずつ並べてより多くの本をPRすることで、電子書籍への導線としても良いのかなって思っています。
電子書籍の検索機能があっても、本との出会いというのは、書店で棚を歩いているときの偶然さに勝るものは無いと思っているからです。

ジャンルで住み分けをする。
今、電子書籍で売れているのはラノベ、官能小説、コミックです。
私もこういったのは電子書籍で読むことに抵抗は感じていません。
ネットには、PDFで読むことが出来るエロ漫画があるので全然良いです。
さらにいうと、スマホ端末でPDFを読むには有料アプリをインストールする必要があるので、アプリで漫画を月額か1冊ずつで購入出来るようなプラットフォームがあるとイケると思います。

・支払い方法
携帯料金に入れると親がうるさいんです、
だから、月額課金ものは両親が許してくれませんでした。
未成年者向けに、suicaなど携帯料金に組み込む以外で支払いが出来る方法があると良いなと思います。→単行本なら好きなものは2、3冊だし利用料金は常識的な範囲で収まる。

・電子書籍からのデビューの収益化
アメリカでは、作家は元編集者などの出版が分かるエージェントと組み、どの作品ならどの出版社が良いのかということを戦略的に決めているそうです。むしろ、そうでないと出版社に持ち込めない。
今までは、書籍化されるまでは出版出来なかったからお金を払っていた。
でも、携帯小説、エブリスタからデビューしたら、書籍化です。
編集者しか知り得なかった原稿という無料であるものを公開していって、人気になったから、「はい、書籍化」にして収益化するのは、苦しいと思います。

いろいろ、思うことはあるんだけども、
音楽はデータをレコード、カセット、MD、ipodどこで聴くかだった。
電子書籍は紙→デジタル化というまったく規模が違う変革が起きていると思う。

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