2013年7月31日水曜日

SNSの分析結果を番組で発表した 日テレ「ZERO×選挙2013」とTBS「夏の決戦!参院選2013」

どうも、天乃唯依(@amano_yui)です。

参議院選挙が終わって早10日。

今日までで私が知る限り2つ大きな動きがありました。

1、一票の格差
広島県では一票の格差が改善されていないとして選挙の無効を
訴えた。格差が改善されていれば、自民党の議席数は減り、野党の議席数が増えていたとも言われています。

2、ネット選挙
ネット選挙による投票率が予想に反して下がってしまった。ネットの情報を参考にした有権者が少なかった。候補者の公式サイトを閲覧した有権者は1%だった。


皆さんは、ネット選挙をどう使いましたか?twitter facebook LINE youtube いずれかで情報収集した方いましたか?

 さて、タイトルにあるSNSの分析ですが、昨今「ビッグデータの解析」と言われているものになります。ビッグデータの解析とは、ブログの記事 twitterで呟かれた言葉 URL Google検索の履歴、ありとあらゆる蓄積された情報(ビッグデータ)を分析して、レポートにまとめてわかりやすくする過程をいいます。その後得られた結果をビジネスに活かす、研究に活かすことを利活用といいます。

身近な例
1、Google検索するときに途中まで打つと続きが表示される予測変換。これも莫大な情報を解析することで〇〇ときたら△△、■■と表示させることができるのです。

2、Amazonのオススメ商品
あなたと趣味 興味が近いユーザーをまとめて分析することで、〇〇の商品を買った人は▼▼の商品も閲覧しています、ということを実現させています。

で、今回のSNSの分析にtwitterが使われました。日本のtwitterユーザー数は1315万人と言われています。実名のfacebookと違い有権者を絞り込むことは出来ませんが、ネット選挙は未成年は禁止されていました。だから、twitterで選挙関連を呟くのも有権者だとします。

単純に単語の数 頻度を分析することで、twitterでの有権者がどの政策に関心度が高いのか?あるいは低いのか?がわかります。

テレビ 新聞が利用することで国民とのズレを解消出来ます。「うちでは、Aの政策を取り上げているけれど、twitterではCに関心があるのか。じゃぁ、Cを取り上げよう」ということも可能になります。

とすれば、SNSの分析結果を番組で発表することは、有権者への投票の促進と、投開票 速報 インタビューでマンネリになるよりは、SNSの分析結果をもとに番組で政策を解説する 2つの意味があったんだなと思います。

今回は後者の事例です。

なにはともあれ、SNSの分析をすることで新しい世論が見えてくることは確かです。