どうも、天乃唯依(@amano_yui)です。
今週、9日土曜日に日テレ金曜20時~放送中「世界まる見え!」で、「進撃の巨人」特集が放送されます。
進撃の巨人は、アニメ化、コスプレ 同人誌と大ヒットしているアクション漫画です。
進撃の巨人が連載されるまでの秘話
当初、原作者の諫山創さんは最初は原稿を集英社のジャンプに持ち込みました。が、ジャンプの理念である「努力 友情 勝利」に作品がふさわしくないとして突き返されてしまいました。結果、講談社の別冊少年マガジン 週刊少年マガジンで連載されるようになりました。
進撃の巨人がヒットした理由をサマーウォーズ監督の押井守さんの「blood+」と比較する
進撃の巨人の構成
1、主人公は10歳の少年、エレン・イェーガー。ある日、超大型巨人の出現により、町は崩壊し母親は巨人に喰われ絶望する。
2、とにかく「巨人を駆逐する」と決心し、アルミン ミカサと共に兵士に訓練生として入隊をする。厳しい訓練のなか仲間が死んだり、辞めていくなか合格し町の壁の外で活動する部隊”調査兵団”入隊が決定した エレン アルミン ミカサの3人と他の訓練生。
3、しかし、ある日エレンは自分が巨人化できる人間であることを突きつけられる。そう、エレンは人型の巨人だったのだ。周りからは人類の味方なのか、敵なのか、冷たい視線を向けられ悲しみの底に。
4、アルミン ミカサ、リヴァイ兵長 周りに支えられるエレン。彼は、人型巨人であることを受け入れ人類の為に戦うことを決めた。
Blood+の構成
1、沖縄・コザ。この地に暮らす主人公のJK音無小夜(おとなしさや)。1年以上前の記憶を失くしているが、「OMORO」という大衆酒場を営む宮城ジョージとカイ、リクの兄弟に囲まれ、平和な毎日を送っていた。ある日、忘れ物を取りにいった夜の学校で、小夜は翼手(敵)に襲われてしまう。
2、小夜は、何がおきたのかまったくわかっていなかったが、自分を助けてくれた黒スーツに身をまとった若い男性 ハジ、金髪の男性 デヴィッドが所属しているという赤い盾の活動に加担し、家族を守るため翼手を倒すことを決心する。
3、翼手を倒せば倒すほど、過去の記憶が蘇ってくる小夜。そこで明らかになったのは、彼女もまた翼手であるということだった。いままで人間として翼手と戦ってきたのに、本当は自分も人間界に忌まわしき翼手だったことを知り、どう生きていけばいいか悩む。
4、これからどうするか、塞ぎ込む小夜にカイとリクは「小夜は小夜のままだ。」とたとえ翼手であっても家族として過ごしてきたことにはかわりないことを言いたかった。小夜は、迷いを断ち切り翼手殲滅のために邁進するようになった。
4つの構成にわけてみましたが、どうですか?同じストーリー展開になっていると思いませんか?私は思います。
じゃぁ、なぜ有名な押井守監督のBlood+ではなく、無名作家の進撃の巨人が大ヒットしたのか?
その答えは・・・
世の中の不景気 不安定がさらに悪化したことで、読者層に将来に希望を持つことが困難だと考える人が増えた(受け皿が増えた)ことです。
Blood+は2005年、進撃の巨人は2009年。ネットによる進撃の巨人ブームが2012、3年。先行きの見えない社会に対する想いを進撃の巨人のストーリーが代弁し共感を生んだんだと思います。原作の1巻の絵はまったくうまくありません。「漫画家としてどうなの?」という。でも、ストーリーがあれば多少絵が下手でものめり込んでしまう証明ですね。
ヒットする背景には、社会のライフスタイル 読者の想いが密接に関係していることがわかります。
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